ChatGPTに「dots」という新しいAIが加わりました。
「頼まなくても、自分から動くAI」と話題になっています。
気になって、同じOpenAIのCodexに「私にもdotsは要る?」と聞いてみました。
答えは、「今のヤスさんなら、dotsのためだけに、すぐ上のプランへ上げる必要性は高くない」。
なぜなのか。では、どんな人なら入れるべきなのか。
相談会で聞いた実例と、私の使い方をもとにまとめました。
この記事で分かること
- dotsが、CodexやClaude Codeと何が違うのか
- 自分にdotsが必要かどうかの見分け方
- 入れるなら、最初にやっておくこと
【実例】頼んでいないのに、ChatGPTのdotsが先に気づいた

「何も頼んでいないのに、AIから連絡が来たんです」
昨日、よろず支援拠点の相談会で、相談員さんが話してくれたことです。
その方は、地元のお店のGoogleのお店の情報の管理を手伝っています。
ある日、ChatGPTのdotsに未読のしるし。開くと、こんな内容だったそうです。
「担当しているお店のGoogleの情報が、書き換えられています。このままで大丈夫ですか?」
お店の方が、悪気なく情報を書き換えてしまうことがあります。
検索したお客様が最初に見る場所なのに、変わったことに誰も気づかない。
それを、AIが先に見つけたのです。
「お客様のデータを渡した覚えはないんですよ。でも、教えてくれてありがたかった」と相談員さん。
聞いていて、思わず「すごい」と声が出ました。
4つの例で分かる、dotsがCodexやClaude Codeと決定的に違うところ

dotsでできる4つのこと
1. 送ったメールの間違いに気づく
10月14日のつもりで、12月14日と送ってしまったメール。
10分後、「曜日が合いませんが、大丈夫ですか?」と知らせてきたそうです。
すぐに訂正を送れた、という話でした。
2. 送り忘れた請求書に気づく
メールのやり取りから出していない請求書を見つけ、作って、本人が承認したら送る。
OpenAIが紹介している例です。
3. 資料の食い違いに気づく
つないだ資料を見比べて、「提案書に書いたことが、最新の決定と食い違っています」と知らせることもできるそうです。
4. 終わったあとを、先回りする
イベントが終わればアンケートの回答を確かめ、面談が終わればまとめと次の一手を耳打ちします。
スマホのアプリ、Slack、電話からも、同じ相手として話しかけられます。
使うほど、好みや仕事の基準を覚えていきます。
何が画期的なのか
クラウドで動くから、ではありません。
CodexもClaude Codeも、クラウドで動かす使い方があります。
違いは、「仕事を待つAI」か、「仕事を見つけるAI」かです。
| Claude Code・Codex | dots | |
|---|---|---|
| たとえると | 腕のいい外注先 | 事務所に常にいる番頭さん |
| 仕事の始まり | 頼んだら動く | 自分で気づいて動く |
| 得意なこと | 頼んだ仕事を、驚くほどきちんと仕上げる | メールや予定、案件の流れを見張り、「大丈夫ですか?」と声をかける |
ある方は、dotsを「AI秘書ではなく、AI首席補佐官」と表現していました。
いくつもの案件を時間の流れで追い続け、その中から大事なものだけを選び、うるさくない回数で知らせてくる。
ここが、ただの通知との違いです。
メールの日付の間違いも、お店の情報の書き換えも、自分が気づいていなければ、外注先には頼めません。
月80ドルを払う前に。dotsを入れるべきか見極める8つの判断材料

判断材料① 入れる前の5つの注意点
入れる前の5つの注意点
- 料金:個人で使えるのはPro(月100ドル〜)から。Plus(月20ドル)との差は月80ドル。提供は順番に広げている途中で、入ったその日に使えるとは限りません
- 速さ:フォルダを1つ作るのに10分かかった、という声もありました
- パソコンの条件:手元のファイルを使うときは、パソコンの電源を入れ、ChatGPTのアプリを開いておく必要があります
- 別の利用枠:dotsがCodexなどに作業を回すと、そちらの利用枠を使います
- お客様の情報:つないだ先の情報まで見ます。冒頭の例のように、「渡した覚えがない」情報にも届きます
判断材料② Codexが「今は急がなくていい」と答えた3つの理由
Codexの答えは、筋が通っていました。
急がなくていい3つの理由
- 作る仕事は、もう回っている:私はClaude Codeで、毎晩の発信の準備や記録を、すでに自動で回しています。同じ見張りをdotsにも任せると、確かめる場所と費用が増えるだけ、という指摘でした
- 手元の資料を、すぐには分かってくれない:私のメモやClaude Codeでの仕事を、dotsが最初から分かるわけではありません。何をつなぎ、どこで止めるかを決める手間があります
- 月80ドルの差を、取り戻せるか:その分の時間が浮く仕事が、今の私には、まだありません
判断の目安は、これだそうです。
「作る仕事のほかに、毎日見守ってほしい仕事があるか」
逆に、こんなときが来たら、番頭さんを雇うと思います。
dotsを入れたくなる4つの場面
- お客様が増えて、返信漏れが怖くなったとき
- 担当するお店の情報を見張りたくなったとき
- 外に出る日が続き、スマホから頼みたいとき
- 請求書や見積もりの出し忘れが心配なとき
dotsで失敗しないために、最初の1か月でやる3つの準備

step
1見守る仕事を、1つに絞る
「返信漏れを見張る」など1つに絞り、1か月試します。
それで価値があるかが分かると、Codexも勧めていました。
step
2任せる範囲を、3段階で決める
dotsでは、「自分でやってよいこと」「やる前に確認すること」「絶対にやらないこと」を決められます。
送信や書き換えは「確認してから」にしておくと安心です。
人がいない間の下調べは、もともと「読むだけ」に限られています。
step
3dotsが見ていることを、書き出させる
裏で何を見ているか分からないのが不安なら、こう頼むと、一覧にしてくれるそうです。
見えない番頭さんの頭の中を、ときどきのぞいておく。
任せるほど、これが大事になると思います。
ヤスとビルドくんの会話|番頭さんを雇うのは、いつ?
