AI活用

非エンジニアがAI自動化を進めるための8つの課題|課題解決ロードマップ

※本記事は広告が含まれる場合があります

「AI とは話せるようになった」。

「でも、いざ自動化となると、何から手をつければいいか分からない」。

そんなふうに、立ち止まっていませんか。

ヤスです。

Web マーケティング歴 10 年、ラジオパーソナリティとして 2 年間で 140 人の事業家と対談してきました。

ここ 1 年、私はブログ記事づくりを、少しずつ AI に任せてきました。

その結果、たどり着いたのが 「夜に指示をして、朝には記事ができている」 という働き方です。

ただ、ここに来るまでには、はっきりとした 8 つの課題 がありました。

そして、その 8 つは 2 つの段階に分かれて 現れます。

この記事を読むと、こうなれます。

この記事を読むと得られること

  • AI が無かった時代から「夜指示→朝完成」までの道のりが、地図のように分かる
  • チャット AI で解決できた 4 つの課題が分かる
  • 自走させるために残っている 4 つの課題と、その解決の方向が分かる
  • 自分が今どこにいて、次に何をすればいいかが分かる

では、一緒に進んでいきましょう。

 

第1章:AI が無かった時代 — ブログ 1 本に 2 週間

第1章 AIが無かった時代 ブログ1本に2週間

 

まず、AI が無かった時代の話をさせてください。

私が一人で、検索で上位に出るブログ記事を 1 本書いていた頃の話です。

当時、1 本の記事ができあがるまでに、2 週間ほど かかっていました。

何にそんなに時間がかかっていたのか。

工程を順番に並べます。

step
1

どんな記事を書くか、構想・企画を練る

これが、いちばん時間がかかりました。

「誰に向けて、何を伝える記事にするか」。

ここが決まらないと、先に進めません。

何日も、頭の中でこねくり回していました。

step
2

キーワードを決める

ツールを使って、検索ボリューム(その言葉が月に何回検索されるか)を調べます。

たくさんの候補の中から、勝てそうなキーワードを 1 つに絞ります。

step
3

競合のトップ 10 記事を調べる

決めたキーワードで検索して、上位 10 記事を 1 本ずつ開きます。

1 本ずつ、見出しを書き出し、中身を全部読みます。

「みんなが書いている内容(網羅性)」を把握します。

そして「競合が書いていない、自分だけの切り口(独自性)」を考えて、構成に足します。

step
4

文章を書く

構成に沿って、自分の頭で文章を考えます。

一度書いて、読み返して、何度も書き直します。

ここだけで、何日もかかりました。

step
5

画像を作る

文章ができたら、次は画像です。

参考になるデザインを探してきて、素材を集めて、文字の種類や色を選んで、1 枚ずつ組み立てます。

画像づくりも、ものすごく時間がかかる作業でした。

step
6

WordPress に投稿して、装飾する

最後に、WordPress に文章と画像を入れます。

太字、囲み、吹き出しなどの装飾を整えて、ようやく公開です。

 

この 6 工程を全部こなして、1 本 2 週間

 

ブログの書き方そのものを知りたい方へ


この「検索で上位に出る記事の書き方」そのものは、別の記事で 5 ステップにまとめています。

» 検索上位させるブログの書き方5ステップと10のコツ【初心者向け】

この記事(AI 自動化の話)と合わせて読むと、より分かりやすくなります。

さて、ここで覚えておいてほしいのは、この 6 工程のどこに時間がかかっていたかです。

特に重かったのが、次の 4 つです。

特に時間がかかっていた 4 つ

  • 構想・企画
  • 競合調査
  • 文章書き
  • 画像づくり

この 4 つこそ、次の章で AI が解決してくれた課題です。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
ヤスさん、ブログ 1 本に 2 週間って、本当ですか。

本当です。特に「どんな記事にするか」を考える時間と、競合を 10 本読み込む時間が長くて。書き始める前に、もうへとへとでした。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
書く前に疲れちゃうんですね。

そうなんです。だから「書くのが嫌い」になる人も多い。でも、この 2 週間が、今からお話しする 2 つの段階を経て、大きく変わっていきます。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
その変化、知りたいです。

 

第2章:チャット AI の出現 — 4 つの課題が解決した

第2章 チャットAIで4つの課題が解決

 

ここ数年で、ChatGPT に代表される「チャット AI」が、一気に広まりました。

質問を打ち込むと、文章で答えてくれる AI です。

この登場で、さっきの 2 週間のうち、4 つの課題が一気に解決しました。

ひとつずつ見ていきます。

 

課題 1:構想・企画に、何日も悩んでいた

AI が無かった時代


「どんな記事を書くか」を、ずっと一人で考えていました。

紙に書いては消し、また書いては消し。

相談する相手もいないので、企画が固まるまで、何日もかかりました。

チャット AI が解決したこと


チャット AI には、壁打ちができます。

壁打ちとは、「こんな記事を書こうと思うけど、どう思う?」と相談を投げて、答えをもらい、また投げ返す、という会話のことです。

一人で悩んでいた企画が、AI との会話で、どんどん形になっていきます。

何日もかかっていた構想が、数十分で固まるようになりました。

 

課題 2:競合トップ 10 の分析が、重労働だった

AI が無かった時代


競合の上位 10 記事を、1 本ずつ開いて、全部読んで、見出しを書き出していました。

「この内容はみんな書いている」「これは誰も書いていない」を、手作業で整理。

半日仕事です。

チャット AI が解決したこと


競合記事の文章をコピーして、チャット AI に貼り付けます。

すると、「この記事の見出し構成はこうです」「足りない視点はここです」と、すぐに分析してくれます。

「競合記事をぜんぶ踏まえて、もっと良い構成案を作って」と頼めば、構成案まで出してくれます。

半日かかっていた競合分析が、1 時間ほどに縮みました。

 

課題 3:文章をゼロから考え、何度も書き直していた

AI が無かった時代


真っ白な画面に向かって、文章を一文字ずつ、自分の頭から絞り出していました。

書いては読み返し、「ここが分かりにくい」と書き直す。

この繰り返しで、何日もかかっていました。

チャット AI が解決したこと


「この見出しの本文を、こういうトーンで書いて」と頼むと、チャット AI が たたき台を書いてくれます。

ゼロから自分で書くのではなく、AI が書いたたたき台を、自分が直していく形に変わりました。

「もっとやさしく」「ここは具体例を足して」と注文すれば、その場で直してくれます。

ゼロから生み出す苦しさが、大きく減りました。

 

課題 4:画像づくりに、時間がかかっていた

AI が無かった時代


参考になるデザインを探し、素材を集め、文字の種類や色を選び、1 枚ずつ組み立てる。

デザインが得意でない私には、これが本当に重い作業でした。

チャット AI が解決したこと


最近の AI は、文章だけでなく、画像も作れます。

「こういうイメージの画像を作って」と、日本語で一言頼むだけ。

画像が、ポコッと出てきます。

参考デザイン探しも、素材集めも、文字組みも要りません。

 

ここまでのまとめ

チャット AI で解決した 4 つの課題

  • 課題 1:構想・企画に何日も悩む → 壁打ちで数十分に
  • 課題 2:競合トップ 10 の分析が重労働 → 貼り付ければ分析・構成案も
  • 課題 3:文章をゼロから書いて何度も直す → たたき台+推敲の手伝い
  • 課題 4:画像づくりに時間 → 一言頼めば画像が出てくる

この 4 つが解決して、ブログ 1 本が 2 週間から、数日になりました。

大きな進歩です。

ですが、ここで止まると、「自動化」には届きません。

なぜなら、チャット AI は 「あなたが横について、1 回ずつ手伝ってもらう」道具だからです。

あなたがチャット画面に質問を打ち、答えをコピーし、自分のファイルや WordPress に運ぶ。

この「運ぶ作業」は、まだ全部あなたの手に残っています。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
ヤスさん、4 つも解決したなら、もう十分じゃないですか。

1 本だけ書くなら、十分です。でも、私は毎日のように記事を出したかった。そうなると、チャット AI では足りないんです。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
どうしてですか。

チャット AI は「あなたが横にいる」のが前提です。質問を打つのも、答えをコピーするのも、WordPress に貼るのも、ぜんぶ自分。1 本ならいいけれど、毎日となると、その「運ぶ作業」だけで日が暮れます。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
なるほど。「手伝ってもらう」と「任せる」は違うんですね。

その通りです。次の章から、その「任せる」ための話に入ります。
ヤス
ヤス

 

第3章:「同じ品質の記事を、続けて」出すには、新しい壁がある

第3章 毎日続けて出すには新しい壁がある

 

ここから、第 2 段階の話です。

チャット AI で、ブログ 1 本が数日でできるようになりました。

では、こう考えてみてください。

「同じ品質の記事を、毎日 1 本、続けて出したい」

そう思った瞬間に、新しい壁が現れます。

ここで現れる壁


チャット AI は、あなたが横についていないと動きません。

質問を打つのも、答えを運ぶのも、毎回あなたの手作業。

1 本なら我慢できても、毎日 20 本、30 本となると、現実的ではありません。

 

「手伝ってもらう」から「任せる」へ。

ここを越えるのが、第 2 段階です。

そして、「任せる」を実現するには、AI が 4 つのことができるようにならないといけません。

ここからの話で大事なこと


ここからの話は、「ツールの名前」ではなく「AI に何ができるようになってほしいか」です。

ツールは、それを実現する手段にすぎません。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
ヤスさん、「任せる」って、具体的にどういう状態ですか。

私が夜に「明日はこのテーマで記事を書いて」と一言伝えて、寝る。朝起きたら、記事ができている。これが「任せる」です。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
横についていなくても、AI が最後までやってくれる、と。

そうです。そのために、AI が 4 つの力を身につける必要があります。ひとつずつ見ていきましょう。
ヤス
ヤス

 

第4章:課題 5 — AI が自分でパソコンを操作する

第4章 課題5 AIが自分でパソコンを操作する

 

1つ目の課題です。

できるようにならないといけないこと:AI が、自分でパソコンを操作する。

 

何が問題なのか

チャット AI は、文章を返してくれます。

でも、その文章を、あなたのパソコンのファイルに保存することはできません。

WordPress を開いて投稿することも、Google で競合を検索することもできません。

理由はシンプルです。

チャット AI は、「ブラウザの画面の中」だけにいるからです。

ブラウザの中の AI は、あなたのパソコンのフォルダも、ファイルも、見ることができません。

だから、AI が作ったものを、あなたが手で「ブラウザの外」に運ぶ必要があります。

毎日続けると、どうなるか


記事 1 本につき、コピーして、貼り付けて、画像をダウンロードして、アップロードして……。

1 本あたり、この「運ぶ作業」だけで 30 〜 40 分。

毎日続けると、運ぶ作業だけで 1 日が終わってしまいます。

 

どうなればいいのか

AI が、あなたのパソコンの中で、自分で手を動かせるようになればいい。

ファイルを自分で作り、保存し、Google で検索し、WordPress に投稿する。

そこまでできれば、「運ぶ作業」が消えます。

 

それを実現するもの

「ブラウザの中の AI」ではなく、「パソコンの中で動く AI」を用意します。

これを AI エージェントと呼びます。

AI エージェントは、もともとエンジニア向けの、専門的な道具でした。

ですが、2026 年のはじめごろから、非エンジニアでも扱えるように整ってきました。

だから今、私たちにもチャンスが回ってきています。

代表的なものが 3 つあります。

AI エージェントの選択肢

  • ChatGPT Codex(チャットジーピーティー コーデックス):OpenAI 社のもの。設定が比較的かんたんで、ふだん ChatGPT を使っている方はそのまま導入しやすい
  • Claude Code(クロード コード):Anthropic 社のもの。Codex とほぼ同じことができる
  • Claude Cowork(クロード コワーク):同じく Anthropic 社の、より画面操作に寄ったもの

 

現時点では、ChatGPT Codex も Claude Code も、できることはほとんど同じです。

どちらが優れている、という関係ではありません。

設定のしやすさや、すでに使っているサービスで選んで構いません。

そして、もうひとつ。

AI が Google 検索や WordPress などの 外のサービスを操作するには、MCP という仕組みを使います。

MCP とは?


MCP は「エム・シー・ピー」と読みます。

中身はシンプルで、AI と、外のサービスをつなぐ「通訳」です。

AI は、そのままでは Canva や WordPress の言葉が分かりません。

間に MCP という通訳を入れると、AI が Canva にも WordPress にも、自由に指示を出せるようになります。

通訳を 1 人雇うイメージです。一度つなげば、ずっと使えます。

AI エージェントを入れて、MCP でつなぐ。

これで「AI が自分でパソコンを操作する」ができるようになります。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
ヤスさん、「エージェント」って言葉が、もう難しいです。

大丈夫です。「ブラウザの中にいる AI」がチャット、「パソコンの中で働く AI」がエージェント。この違いだけ覚えてください。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
MCP も、横文字で身構えてしまいます。

MCP は「通訳」とだけ覚えれば十分です。中の仕組みは知らなくても使えます。実際の入れ方は、このシリーズの後の記事で、画像つきで解説します。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
名前にビビらず、「通訳を雇う」と考えます。

 

第5章:課題 6 — AI が毎回、同じ品質で書く

第5章 課題6 AIが毎回同じ品質で書く

 

2つ目の課題です。

できるようにならないといけないこと:AI が、毎回、同じ品質で書く。

 

何が問題なのか

チャット AI に記事を書かせると、毎回、品質がバラバラになります。

1 本目はちょうどいいトーンだったのに、2 本目は固すぎる。

3 本目は、なぜか自分の文体と全然違う。

理由は、AI が あなたのブログのルールを覚えていないからです。

あなたには「やさしい敬語で書く」「句読点で区切って改行する」「専門用語は使わない」といった、自分なりのルールがあります。

でも AI は、それを毎回忘れます。

 

毎日続けると、どうなるか


毎回ルールを説明するのは、地味に疲れます。

説明し忘れた日は、自分のブログらしくない記事ができあがる。

品質がバラバラだと、続けて公開できません

 

どうなればいいのか

AI が、あなたのブログのルールと書き方の手順を、ずっと覚えているようになればいい。

説明しなくても、毎回「いつもの品質」で書いてくれる。

そうなれば、安心して続けて出せます。

 

それを実現するもの

ふたつの仕組みを使います。

1つ目は、ルールを書いておくファイルです。

自分のプロフィール、文体、好み、嫌いな表現を、1 つのテキストファイルに書いておきます。

AI は、仕事を始める前に、必ずそのファイルを読みます。

ルールを覚えさせるファイル

  • ChatGPT Codex の場合:AGENTS.md(エージェンツ・ドット・エムディー)
  • Claude Code・Claude Cowork の場合:CLAUDE.md(クロード・ドット・エムディー)

名前が違うだけで、役割はまったく同じです。

どちらも、ただのテキストファイル。難しいものではありません。

 

2つ目は、手順を固定する仕組みです。

ブログ記事には「キーワード選び → 競合調査 → 構成 → 執筆 → 装飾」という決まった手順があります。

この手順を、AI 用の手順書としてまとめておきます。

これを Skills(スキル)と呼びます。

Skills とは?


Skills は、AI に渡す「業務マニュアル」です。

新しいスタッフに、毎回ゼロから仕事を教えるのは大変ですよね。

マニュアルを 1 度作って渡せば、次からは「マニュアル通りにやって」で済みます。

AI も同じです。「ブログ記事の書き方」を 1 度 Skills にまとめれば、毎回その手順で書いてくれます。

ルールのファイルで「文体」を固定し、Skills で「手順」を固定する。

これで「AI が毎回、同じ品質で書く」ができるようになります。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
ヤスさん、ルールのファイルって、何を書けばいいんですか。

むずかしく考えなくて大丈夫です。「私は Web マーケ歴 10 年」「やさしい敬語で書く」「句読点で改行する」。このくらいの、ふだんの自分を説明する文章でいいんです。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
Skills のほうは、自分で作れますか。

作れます。しかも、コードは 1 行も書きません。AI と会話しながら「今やった手順を、スキルにまとめておいて」と頼むだけ。AI が手順書を書いてくれます。具体的なやり方は、後の記事で解説します。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
「文体はファイル、手順は Skills」で覚えます。

 

第6章:課題 7 — AI が、人なしで最後まで走り切る

第6章 課題7 人がいなくても最後まで走り切る

 

3つ目の課題です。

できるようにならないといけないこと:AI が、人がいなくても、最後まで走り切る。

 

何が問題なのか

ここまでで、AI はパソコンを操作でき、同じ品質で書けるようになりました。

では、夜に「明日の記事を書いておいて」と頼んで、寝てみます。

朝、起きてみると——AI は止まっていました

夜中の 2 時に「この操作をしてもいいですか?」と質問を出したまま、あなたの返事を待って、ストップしていたのです。

何も進んでいません。

なぜ止まるのか


理由は 2 つあります。

1 つは、AI が「危ないかもしれない操作」の前で、確認のために止まること。

もう 1 つは、WordPress などにログインするとき、パスワードの入力で止まること。

どちらも、あなたが起きていれば答えられますが、寝ている間は答えられません

 

どうなればいいのか

AI が、あなたが寝ている間も、止まらずに最後まで走り切るようになればいい。

さらに、1 人の AI だけでなく、複数の AI で分担できれば、品質も上がります。

 

それを実現するもの

3 つを整えます。

step
1

止まらないための設定

「安全な操作は、いちいち確認せずに進めていい」と、あらかじめ AI に許可しておきます。

そうすれば、夜中に確認で止まることがなくなります。

step
2

パスワードを安全に渡す仕組み

1Password のようなパスワード管理ツールと AI をつなぐと、AI が必要なときだけ、安全にログインできます。

大事なパスワードそのものを AI に見せずに済むので、安心です。

step
3

複数の AI で分担する仕組み(サブエージェント)

1 人の AI に全部やらせず、役割ごとに AI を分けます。

サブエージェントとは


1 人の AI に「競合調査も、執筆も、見直しも、全部やって」と頼むと、途中で集中力が散らかって、品質が落ちます。

そこで、役割ごとに AI を分けます

全体をまとめる「リーダー役の AI」が、「競合調査担当」「執筆担当」「見直し担当」に仕事を振り分けます。

リーダー役が各担当の成果を集めて、1 本の記事にまとめる。

小さなチームを作るイメージです。

リーダー役の AI が指示を出し、サブエージェント(担当の AI たち)が分担して働く。

これで「人なしで、最後まで、しかも高い品質で走り切る」ができるようになります。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
ヤスさん、夜中にパスワードを AI に渡すの、こわくないですか。

いい質問です。1Password を使えば、大事なパスワードそのものは AI に見せません。必要なときだけ、安全に使わせる。だから、こわくありません。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
サブエージェントって、AI を何人も雇うみたいですね。

そうです。しかも、追加のお金はかかりません。1 つの契約の中で、AI が役割を分けて働いてくれます。私はこれを「AI のチーム」と呼んでいます。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
一人の AI に抱え込ませない、が大事なんですね。

 

第7章:課題 8 — AI が、画像も同じ品質で作る

第7章 課題8 AIが画像も同じ品質で作る

 

4つ目、最後の課題です。

できるようにならないといけないこと:AI が、画像も、同じ品質で作る。

 

何が問題なのか

第 2 章で、「チャット AI に一言頼めば、画像がポコッと出てくる」とお話ししました。

たしかに、1 枚だけならそれで十分です。

でも、ブログ記事 1 本には、アイキャッチ画像と、章ごとの画像で、10 枚前後の画像が必要です。

チャット AI に 1 枚ずつ頼むと、どうなるか。

毎回、バラバラになる


1 枚目は青っぽい絵、2 枚目は急にイラスト調、3 枚目は写真風……。

1 枚ずつ頼むと、毎回テイストが変わります。

10 枚並べると、統一感がなく、ちぐはぐな記事に見えてしまいます。

 

どうなればいいのか

AI が、記事 1 本分の画像を、同じ構想・同じデザインで、何枚でも揃えて作れるようになればいい。

そうなれば、見た目に統一感のある記事が、毎回できあがります。

 

それを実現するもの

ポイントは、画像生成の「プロンプト」をしっかり作っておくことです。

プロンプトとは、AI への指示文のことです。

画像の場合、ただ「画像を作って」ではなく、デザインのルールを細かく決めた指示文を、1 度きちんと作ります。

 

画像のプロンプトに決めておくこと

  • 背景の色(白っぽくするか、濃い色にするか)
  • 文字の色(メインの色を 1 つ決める)
  • アクセントの色(2 〜 3 色に絞る)
  • イラストの雰囲気(フラットな図解にするか、写真風にするか)
  • 全体のトーン(かっちり、やわらかい、など)
  • これを 1 度決めて、プロンプトにまとめます。

 

このプロンプトを 1 度作っておけば、何枚生成しても、同じデザインで揃います。

さらに、そのプロンプトを少し書き換えれば、自分のブログだけのオリジナルなデザインにも調整できます。

これで「AI が、画像も同じ品質で作る」ができるようになります。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
ヤスさん、画像のプロンプトを作るのは、難しそうです。

最初の 1 回だけ、少し手間がかかります。でも、1 度作れば、あとはずっと使い回せます。私も、自分のブログ用のデザインルールを 1 度しっかり決めました。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
1 度決めれば、ずっと同じ品質、ということですね。

そうです。「最初にきちんと、あとはラクに」。これが画像自動化のコツです。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
面倒がらずに、最初のプロンプトを作り込みます。

 

まとめ:8 つの課題の全体像

まとめ 8つの課題の全体像

 

ここまで、長い道のりをたどってきました。

 

最後に、8 つの課題を 1 枚の地図にまとめます。

第1段階:チャット AI が解決した 4 つの課題

  • 課題 1:構想・企画に悩む → 壁打ちで解決
  • 課題 2:競合調査が重労働 → 貼り付け分析で解決
  • 課題 3:文章をゼロから書く → たたき台で解決
  • 課題 4:画像づくりに時間 → 一言生成で解決

→ ブログ 1 本が 2 週間から数日

第2段階:AI エージェントで解決する 4 つの課題

  • 課題 5:パソコン操作ができない → AI エージェント+ MCP
  • 課題 6:品質がバラバラ → ルールのファイル+ Skills
  • 課題 7:人なしで走れない → 止まらない設定+ 1Password +サブエージェント
  • 課題 8:画像がバラバラ → 画像プロンプトの固定

夜に指示して、朝に完成

 

段階 状態 ブログ 1 本にかかる時間
AI 無し 全部、手作業 約 2 週間
チャット AI 横について、手伝ってもらう 数日
AI エージェント 夜に指示して、朝に完成 実質、指示の数分

 

8 つの課題は、いきなり全部を越える必要はありません。

ひとつずつ、順番に越えていけば、必ず最後にたどり着きます。

 

終章:そしたら、どうすればいい?

終章 これからの道のりとその先の景色

 

ここまで読んで、こう思っているかもしれません。

「8 つの課題は分かった。で、私は何から始めればいいの?」

その答えを、最後にお伝えします。

 

これからの道のり

この記事は、いわば 「地図」です。

地図を見ただけでは、目的地には着きません。

次の記事から、実際に一歩ずつ、歩いていきます。

step
1

まず、AI エージェントを 1 つ、パソコンに入れる

ChatGPT Codex か、Claude Code。

どちらか 1 つを、デスクトップに入れるところから始めます。

次の記事で、画像つきで手順を解説します。

step
2

ルールのファイル、MCP、Skills を、1 つずつ実装する

この記事では「概念」として説明したものを、実際に手を動かして作っていきます。

1 記事につき 1 つ。楽しみながら、少しずつ。

step
3

最後に、ブログ記事の自走を完成させる

すべてがつながると、「夜に指示して、朝に記事が完成」が実現します。

このシリーズでは、この道のりを 1 本ずつ記事にしていきます。

「環境を入れる」「ルールのファイルを書く」「MCP でつなぐ」「Skills を作る」「夜間に走らせる」——どれも、近日公開していきます。

 

その先に見える景色

この自走の仕組みが完成すると、どうなるか。

完成したら、できること


1 つのブログだけでなく、複数のサイトの記事を、同じ仕組みで作れるようになります。

たとえば、ペット霊園のサイト、美容室のサイト、整体院のサイト。

それぞれのブログ記事を、同じ品質で書けるようになります。

 

1 か月で、10 本、20 本と記事を積み上げられます。

ただし、ここは正直にお伝えします。

記事を出してすぐに、検索数が跳ね上がるわけではありません。

積み上げた記事が検索で評価され、流入が増えていくのは、半年から 1 年ほどかけて、じわじわと進みます。

大切なのは、続けられる仕組みを持つことです。

手作業で 2 週間かけていた頃は、月に 1 〜 2 本が限界でした。

自走の仕組みがあれば、同じ品質の記事を、続けて積み上げられます。

その積み重ねが、半年後、1 年後の集客につながっていきます。

 

ブログ以外にも、応用できる

この仕組みは、ブログだけのものではありません。

AI エージェントは、パソコンでできる仕事なら、はば広く任せられます。

ブログ以外の応用例

  • 在庫管理:在庫の数を確認し、表を自動で更新する
  • シフト管理:希望を集めて、シフト表を組む
  • LINE 公式アカウント:問い合わせ対応や配信を作り込む

今まで手作業でやっていたことを、ひとつずつ AI に任せていけます。

 

ブログの自走で身につけた「AI に任せる力」は、そのまま、ほかの仕事にも活きていきます。

 

締め

8 つの課題は、決して、特別な人だけが越えられるものではありません。

ひとつずつ、順番に。

今日、あなたはこの「地図」を手に入れました。

次の記事から、一緒に、一歩ずつ歩いていきましょう。

この記事の要点

  • AI 自動化の課題は、2 段階・合計 8 つ
  • 第 1 段階(4 つ)は、チャット AI ですでに解決できる
  • 第 2 段階(4 つ)は、AI エージェントで越えていく
  • 越えた先に、夜に指示して朝に完成する働き方がある

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
ヤスさん、私はまだチャット AI しか使っていません。出遅れていますか。

まったく出遅れていません。チャット AI を使えているなら、第 1 段階はクリア済みです。もう半分まで来ています。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
残りの 4 つも、越えられますか。

越えられます。1 つずつ、順番にいけば大丈夫。次の記事で、まず AI エージェントを入れるところから、一緒にやりましょう。
ヤス
ヤス

ビルドくん
ビルドくん
はい。次の記事、楽しみにしています。

 

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