AI活用 Webマーケティング

「お願いされる提案書」の作り方|Claude Code × 4ステップ提案術

※本記事は広告が含まれる場合があります

「提案書を作って面談しても、なぜか決まらない」

「売り込むのに疲れた」と感じていませんか?

ヤスです。

Web マーケティング歴10年、ラジオパーソナリティとして2年間で140人の事業家と対談してきました。

個人事業主や経営者様とお話ししてきて、技術はあるのに案件が取れない、という悩みが本当に多いと感じています。

たどり着いた結論は、売り込まずに「お願いされる」関係を仕組みにするということ。

そして、今や、AIの発展によって、その仕組みづくりを、Claude Code(クロードコード)が大きく後押ししてくれています。

Claude Code というのは、AI の会社 Anthropic が出している「あなたのパソコンの中で実際に手を動かしてくれる AI」のことです。

ChatGPT のように答えてくれるだけでなく、調べたり、書いたり、ファイルを整えたりまでやってくれます。

この記事を読むと、こうなれます。

この記事を読むと得られること

  • 売り込まない提案書の組み立て方が分かる
  • 4ステップそれぞれで Claude Code のどの機能をどう使うかが分かる
  • 手動でやっていた作業が、どう短くなり、どう良くなるかが分かる
  • 今日からテンプレートを活用した3ステップで、簡単に提案書が作れる

では、一緒に進んでいきましょう。

 

第1章:なぜ「売り込む提案書」は刺さらないのか

 

「うちの商品は良いから、知ってもらえれば売れるはず」。

9割の社長が、この罠にはまります。

 

5年前のヤスの失敗

起業塾で営業を学び、10人にヒアリングを試みた結果、面談に進んでくれたのは ゼロ人
1人からは1時間も説教をいただきました。

なぜ売れなかったのか。
それは 「スペック」(機能の話)を語り、相手の話を聞いていなかったからです。

お客様が欲しいのは「モノ」ではありません。

「問題解決」と「明るい未来」にお金を払います。

例えば、砂漠で喉が渇いている人に、水のミネラル含有量を説明しても響きません。

「これを飲めば喉が潤いますよ」と差し出せば、それで商談は成立します。

提案書も同じです。

「WordPress で10ページのサイトを作ります」と書くか、「検索から月100人のお客様が自然に訪れ、お問い合わせが毎月5件入る状態を作ります」と書くか。

未来を見せる側が選ばれます。

 

 

「お願いされる」が この記事の核心

この記事を貫く言葉は、これです。

この記事の核心メッセージ

 「優秀な営業マンは、お願いされる人」 

売り込み営業は「買ってください」と押す行為。

価値提供型営業は「これだけの価値があります。

判断はお任せします」と差し出す行為。

前者は疲弊しますが、後者は心理的ストレスはありません

同じ仕事なのに、向き合い方ひとつで景色が変わります。

そして、「お願いされる」をどう仕組み化するか。

ここからの章で、4つのステップに分けて解説していきます。

そして、各ステップで Claude Code がどの場面でどう助けてくれるかも具体的にお伝えします。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
ヤスさん、売り込みと価値提供って、結果的に「買ってもらう」のは一緒ですよね。何がそんなに違うんですか?
主語が違います。売り込みは主語が自分。「私の商品を買ってください」。価値提供は主語が相手。「あなたの問題はこう解決できます。あとはご判断ください」。この一文字の違いが、相手の防御反応をなくします。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
防御反応がなくなると、どう変わりますか?
相手が本音で話してくれます。本音が出れば、本当の課題が見える。本当の課題が見えれば、それに合った提案ができる。だから決まるんです。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
なるほど。次の提案で「売り込まない」を試してみます。

 

第2章:「お願いされる」を生む4ステップ提案術の全体像

 

「お願いされる」までには、決まった4つのステップがあります。

step
1
聞く:相手の話に8割耳を傾け、本当の悩みを引き出す

step
2
調べる:データで裏付けし、勝てる戦略を組み立てる

step
3
届ける:提案書という形で、未来を見せる

step
4
任される:売り込まず、判断は相手にゆだねる

順番がとても大事です。

聞かずに調べてもピントがずれます。

調べずに届けても説得力が出ません。

届けずに任されることはありません。

1→2→3→4の順番こそが、結果を生みます

 

4ステップ × Claude Code 機能 早見表

各ステップで Claude Code のどの機能を使うか、先に俯瞰しておきます。

 

 

ステップ ヤスが手でやっていた作業 Claude Code の機能
①聞く(仕込み) クライアントのサイトやSNSを手で見て回る Chrome MCP(パソコンの Chrome を AI が自動操作する仕組み)
②調べる(市場調査) Google検索を1件ずつクリックして Excel 化 Chrome MCPPython スクリプト(簡単な計算プログラムを AI に走らせる)
③届ける(提案書ドラフト) Word をゼロから書く Skills(業務マニュアルを AI に覚えさせる仕組み)+ AI 指示書
④任される(フォロー) メール文面を悩んで1案書く AI に3案出させて選ぶ

それぞれの中身は、各章で具体的にお伝えします。

 

この4ステップは Web マーケの「どこ」を担うのか

少しだけマーケティングの全体地図に位置づけておきます。

お客様が買うまでの流れは、こうです。

お客様が買うまでの4段階

 出会う → 仲良くなる → 検討する → 買う

出会う:SEO・SNS・広告・紹介(入口)
仲良くなる:コンテンツ・教育・フロント商品(中通し)
検討する:提案・比較(出口の手前)
買う:契約・成約(出口)

この記事の4ステップは、「検討する → 買う」の部分にフォーカスします。

すでに出会えた見込み客に、どうやって「この人に任せたい」と思ってもらうかという技術です。

そして、ビジネスの根幹はシンプルな式で整理できます。

ビジネスの根幹

 売上 = 集客 × 成約率 ×(単価) 

クライアントの悩みは、突き詰めればこの3つのどこかに集約されます。

提案書はどこの問題をどう解くかを示す設計図、というイメージで進めてください。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
聞く・調べる・届ける・任される。並べると当たり前に見えるんですけど、これ順番を入れ替えても良くないですか?
気持ちは分かりますが、順番を変えると効果が一気に落ちます。「聞く」を飛ばして「届ける」と、相手の言葉ではなく自分の言葉で語ってしまう。「調べる」を飛ばすと、データが薄くて説得力が消えます。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
型を守るのが大事なんですね。
型は型のままが強い。型を守ったうえで、各ステップで Claude Code に補助してもらうのが、いまおすすめしている形です。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
順番を守って、各ステップでAIに任せていきます。

 

第3章:【ステップ1:聞く】Claude Codeで深いヒアリングを設計する

 

営業での「聞く」の成功は、面談が始まるに決まっています。

営業は仕込みが9割です。

 

仕込みでヤスが手でやっていたこと(従来)

面談前にやるべきことは、こうです。

従来の仕込み(手で2日コース)

  • クライアントのサイトをくまなく読む
  • 発信されているSNSの投稿をさかのぼる
  • Google マップに集まる口コミに目を通す
  • 業界の最新ニュースをチェックする

ヤスは以前、これを手で2日かけてやっていました。

サイトの全ページを開いて読み、SNSの投稿を時系列でさかのぼり、口コミを1件ずつ目で追う。

ここまで仕込まないと、面談で表面的な質問しか出せず、相手の本音まで届きません。

 

Claude Code を使うと、こう変わる

ここで使うのがChrome MCP(パソコンの Chrome ブラウザを AI が自動で操作する仕組み)です。

 

ヤスが Claude Code に出す指示は、こんな感じです。

「このURL のサイトを開いて、事業内容・強み・更新状況を300字でまとめてください。同業の競合を10社挙げて、それぞれの強みも添えてください」

すると Claude Code は、

  1. Chrome MCP で実際にそのページを開く
  2. 中身を読む
  3. 300字に要約してテキストで返す
  4. 競合10社を Google で検索し、同じ方法で各社をまとめる

これが、確認も含めて実質1時間前後で揃います。

2日が約1時間。約10倍の短縮です。

しかも、AI が拾うので見落としがほぼゼロ

ヤスが見るのは「読み直して気になる箇所」だけで、判断と質問の組み立てに時間を回せます。

 

8割聞いて、2割話す

仕込みが終わったら、いよいよ面談本番です。

意識するのは8対2の比率

ここで、自分の商品を売り込みたくなる気持ちをぐっと我慢して、相手の言葉に耳を傾けます。

型として使うのは「現在→過去→未来」の3つの時間軸です。

 

 

3つの時間軸で聞くこと

 現在:今の集客方法は?成約率は?一番困っていることは?
過去:これまでどんな施策を?うまくいったこと、いかなかったことは?
未来:どうなりたいですか?いつまでに?予算感は?

この順番には意味があります。

現在から入ると相手は事実を話しやすく、過去で文脈が深まり、未来で本当の望みが見えてくる。

ラジオで140人と対談してきて、この流れがいちばん自然に心が開く順番だと実感しています。

 

「負の感情」を聞き出す

ヒアリングで本当に大事なのは、相手の負の感情を聞き出すことです。

悲しみ、苦しみ、不安、不満、不便。

表面的な「サイトを作りたい」の裏に、「競合に負けている焦り」「廃業への恐怖」「何をすればいいか分からない不安」が隠れています。

そこに触れて初めて、提案は「設計図」から「ラブレター」に変わります。

 

実例:ペット霊園の社長の本音

創業150年のペット霊園の社長から相談の電話をいただいた時、最初の面談でヤスがやったのは LINE の話でもホームページ(HP)の話でもありません。

社長の話を聞くことでした。

聞いていく中で見えてきたのは、「古いホームページが複数バラバラに存在して、自分でも把握できていない」という不安。

そして「自分の代で、先祖が築いた事業を衰退させたくない」という強い想い。

技術の裏にあったのは、経営者としての誇りと危機感でした。

それを聞けたからこそ、後の提案が相手の心に届きました。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
Chrome MCP に頼むって、具体的にはどう言うんですか?
Claude Code を開いて、こうお願いするだけです。「https://example.com を開いて、トップページから3階層分の中身を読んで、サービス内容・強み・更新の新しさを300字でまとめて」と。あとは AI が画面を動かしてくれます。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
自分で操作しなくて済みますね。
そう。ヤスは別の作業をしながら、結果が出てきたら読むだけ。仕込みは AI、判断と質問の組み立ては人。役割分担を決めるのがコツです。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
事前リサーチは AI に任せて、自分は質問の磨き込みに集中します。

 

 

第4章:【ステップ2:調べる】2週間の市場調査を2日に短縮する

 

ヒアリングで課題が見えたら、次は調べるです。

ここでの分岐点は、感覚の提案 vs データの提案

「なんとなくサイトが弱いと思います」では納得を得られません。

「上位10件中、御社は7位。上位3社はこういう強みを打ち出しています。御社の創業150年を前面に出せば十分に勝てます」と言えば、社長の目が変わります。

データは説得力の素。

そして調査こそ、Claude Code が最大の威力を発揮する場面です。

 

従来:ヤスは手作業で2週間かかっていた

従来の市場調査(2週間コース)

  1. Google で対象キーワードを検索
  2. 上位10件のサイトを1件ずつクリックして開く
  3. 各サイトのトップページ・サービスページを読む
  4. タイトル・見出し・本文の長さをメモ
  5. 競合の強み・弱みを Excel に手入力
  6. 比較表を組み立てる

ヤスはこれを約2週間かけてやっていました。

漏れがないか何度も見返し、目が疲れ、判断より作業に時間が取られる。

これが従来の現実でした。

 

Claude Code を使うと、こう変わる

ここで使う Claude Code の機能は3つ組み合わせます。

調べるで使う3つの機能

  1. Chrome MCP(パソコンの Chrome を AI が自動操作する仕組み)
  2. Python スクリプト(簡単な計算プログラムを AI に走らせる仕組み。プログラミング知識がなくても AI が書いてくれる)
  3. openpyxl(Excel ファイルを AI が自動で組み立てる道具)

 

 

ヤスが Claude Code に出す指示は、こんな感じです。

「『東広島 ペット火葬』を Google で検索して、上位10件のURLをすべて取得してください。各サイトのHTMLを取得して、タイトル・見出し・本文字数・画像数を抽出して、Excel に4シート構成でまとめてください」

これだけです。すると Claude Code は、

  1. Chrome MCP で Google を開いて検索結果を取得
  2. 上位10件のURLを1件ずつ取得(漏れなく)
  3. 各サイトのHTMLを構造化して情報抽出
  4. Excel ファイルを自動生成(メタ情報シート+基本データ+H2見出し+網羅性マトリクス)

これが約2日で完成します。

2週間が2日。約7倍の短縮です。

 

「勝てる場所」を自分で選ぶ

調査の目的はランキングを出すことではなく、勝てる場所を見つけることです。

ラーメン屋を例にすると、

  • A地区:人口1万人、ラーメン屋50軒 → 激戦区
  • B地区:人口3,000人、ラーメン屋2軒 → チャンスの宝庫

これは地域だけではなく、対象者 × ジャンル × 地域の3軸で考えます。

「LINE構築者」は山ほどいますが、「広島の飲食店専門のLINE構築+Web集客」はほとんどいない。

そこが勝てる場所です。

 

データで武器を仕込む

提案書で実際に使う一例を紹介します。

ハガキDM vs LINE公式の比較

  • ハガキDM:年間コスト 約75万円 → 売上貢献は限定的
  • LINE公式アカウント:年間コスト 数万円 → 売上貢献 数倍以上

業界データであり、すべてに当てはまるわけではありませんが、こうした数字を1つ持っているだけで、提案中の「なんとなく LINE がいいらしい」が「やらないと損だ」に変わります。

LINEの国内月間利用者は1億人を突破。

日本の人口の約8割が毎日使っているツールで接点を持てる、というのも刺さるデータの一つです。

 

実例:「東広島 ペット火葬」のベンチマーク

ペット霊園の案件では、Chrome MCP で「東広島 ペット火葬」「東広島 ペット霊園」を検索し、上位10件と広告出稿サイト合わせて11社を分析しました。

そこから広島ペット霊苑をベンチマーク(目標とする競合)に設定。

「同じ広島県内で、しっかりした Web サイトを持ち、検索順位も高い。ただし創業150年の歴史は御社だけ」という勝ち筋がデータで見えました。

社長自身が「なんとなくマズい」と感じていた不安を、データとして言語化した。

これが次のステップ「届ける」の土台になります。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
2週間が2日って、本当ですか?信じられないんですけど。
本当です。むしろ「データ抽出」の作業時間は、人がやっていた頃の1割以下になりました。残った時間は「データの解釈」に使えます。これは AI には任せない、人が判断する仕事です。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
人がやる仕事と AI がやる仕事の境目が見えてきました。
そう、境目を見つけるのが上手な人ほど、AI 活用で結果を出します。全部任せようとも、全部抱え込もうともしない。役割分担が肝です。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
次の案件で Chrome MCP を試してみます。

 

第5章:【ステップ3:届ける】テンプレ × Claude Code で「一瞬で任される提案書」

 

聞いて、調べたら、いよいよ提案書という形で届ける段階です。

提案書は単なる見積書ではありません。

クライアントの悩みに対する「解決策の設計図」であり、「あなたの未来はこう変わります」というラブレターです。

 

提案書の7構成

構成 役割
① 現状分析 データで「今こうです」を示す
② 課題の明確化 売上の公式で集客/成約率/単価に分解
③ 解決策の提案 全体戦略を一言のコンセプトで
④ 具体的な施策 フェーズ分割(Phase 1 → 2 → 3)
⑤ 費用 選択肢つき、一般相場との比較
⑥ スケジュール マイルストーン(節目の日付)を明示
⑦ 痛みの軽減 「買わない理由」を先に消す

 

伝え方の型:PREP法 と ストーリー3幕

2つの型を組み合わせる

 PREP法(プレップ法:結論→理由→具体例→結論で組み立てる伝え方の型):
Point(結論)→ Reason(理由)→ Example(具体例)→ Point(結論再掲)

3幕ストーリー
現状(Before)→ 転換点 → 未来(After)

人はデータで納得し、ストーリーで決断します
PREP で論理を固め、ストーリーで心を動かす。
この2つの組み合わせが「届ける」の真髄です。

 

従来:ヤスは提案書を手で3日かけて書いていた

聞いたこと、調べたことを、Word に向かって1から書いていく。

骨子を考え、文章を整え、表を作り、フェーズ分けを設計し、費用感を計算する。

何度も書き直し、3日が経つ。

これが従来の現実でした。

 

Claude Code を使うと、こう変わる

ここで使うのが、3点セットと Claude Code のSkills(業務マニュアルを AI に覚えさせる仕組み)です。

 

 

道具 役割
ヒアリングテンプレート(穴埋め式) 「聞く」で得た情報を整理
提案書テンプレート(7構成版) 提案書の構造を固定
AI 指示書(コピペ用プロンプト2種) AI に何を頼むかを言語化
Skills(Claude Code の機能) 上の3点を「ヤスの提案書スキル」として AI に覚えさせる

 

3点セット 無料ダウンロード

 

ヤスが Claude Code に出す指示

「ヒアリングシート(記入済)と市場調査結果の Excel を読んでください。そのうえで、提案書テンプレートの7構成に沿って提案書の初稿を作ってください。PREP法で各章を組み立て、相手のベネフィット(明るい未来)を前面に出し、スペック(機能の話)は補足に回してください」

 

これだけです。すると Claude Code は、

  1. ヒアリングシートを読む
  2. 市場調査 Excel を読む
  3. テンプレートの7構成に沿って初稿を Word で組み立てる
  4. PREP法で文章を整える
  5. フェーズ分割・費用表・スケジュール表を整形して出す

これが約2時間で1本完成します。

従来の3日が2時間。約12倍の短縮です。

あとはヤスが「ここはもう一歩深掘りしたい」「この数字は確認したい」と磨いていくだけ。

 

実例:百万円超えの案件を同時に2件

この方法を回した結果、まったく業種の違う2つの案件で、百万円超えの案件が同時に進みました

ペット霊園の案件

  • コンセプト:「検索で競うから、心で選ばれるへ」
  • Phase 1(止血)→ Phase 2(基盤強化)→ Phase 3(資産化)の3フェーズ構成
  • 社長の美学(創業150年の誇り)を Web で表現する翻訳作業として提案を組み立てました

KCSホールディングスの案件

  • コンセプト:「内製化支援」
  • M&A後の事業整理と、担当者自身が WordPress を更新できる体制づくりを軸に、3ステップの計画書(16ページ)として届けました

共通していたのは、売り込みゼロ

提案書をお渡しして、判断はお任せした。

それでも両方とも承認をいただけました。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
3点セットの中身、もう一度教えてください。どれが何の役割ですか?
ヒアリングテンプレートは「聞いた内容を整理する穴埋めシート」。提案書テンプレートは「7構成の Word ひな型」。AI 指示書は「AI に何をどう頼むかを書いたメモ」。Skills は「Claude Code にこの3つを覚えさせて、毎回ゼロから渡さなくて良くする仕組み」です。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
Skills に覚えさせると、何が変わるんですか?
次の案件から「いつものでお願い」と一言で済みます。テンプレを毎回コピペしなくていい。型が AI 側に残るので、人が忘れても AI が思い出してくれる。これが Claude Code の強みです。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
テンプレと AI 指示書、どこで手に入りますか?
3点セットをブログで公開しています。クリックして、コピーして使ってください。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
テンプレを今日ダウンロードして、早速試してみます。

 

第6章:【ステップ4:任される】売り込まないフォロー設計

 

聞いて、調べて、届けた。

最後の4ステップ目は任されるです。

「売り込む」ではない、ことが何より大事です。

提案書を渡した後、迷うクライアントの背中をどう押すか。

ここで力を発揮するのが「買わない理由を先に消す」設計です。

 

「買わない理由」3つを先回りで消す

不安の種類 具体例 対策
不安 本当に効果あるの?失敗したら? 実績・データ、段階的進行、各フェーズで止められる安心感
費用 高い、予算がない 一般相場との比較、フェーズ分割、分割払い
信頼 この人に任せて大丈夫? 実績、お客様の声、資格・権威性の提示

相手から指摘される前に、こちらから先に示しておく。

これだけで「この人は私の不安まで理解してくれている」という信頼が生まれます。

 

従来:ヤスはフォロー文を悩んで1案だけ書いていた

提案後のフォローメールを書くとき、ヤスは「押しすぎず・引きすぎず」のバランスに悩み、1案だけを30分かけて書いていました。

送ってから「あの一文、別の言い回しが良かったかも」と後悔する。

これが従来の現実でした。

 

Claude Code を使うと、こう変わる

 

 

ヤスが出す指示は、こうです。

「先日提案した『ペット霊園LP案件』のクライアント宛に、提案から1週間経った今のフォローメールを3案作ってください。トーンは ①ご検討中の方を尊重する/②前向きな決断を後押しする/③無理に押さない の3パターンで」

すると Claude Code は、

  1. ヒアリングシートとペット霊園案件のメモを読む
  2. 3案を異なるトーンで生成
  3. それぞれの長所・短所も添える

ヤスは3案を読み比べて、最適な1案を選んで磨く。

同じ30分でも、品質が上がります。

 

後押しの3武器

それでも迷う方を最後に押すのが、この3つです。

後押しの3武器

  • エビデンス(証拠):数字と写真で実績を示す
  • 権威性:認定・資格・実績年数で安心を添える
  • お客様の声:同じ立場の方の声を添える

 

全力を尽くして天命を待つ

最後に大事なのは、判断するのはお客様という心構えです。

全力で聞き、調べ、届けた。

それでも断られることはあります。

でも、それは失敗ではありません。

売り込む発想だと「断られた=失敗」で疲弊しますが、価値を届ける発想なら「最善は尽くした。次に活かそう」と前を向けます。

主語が自分から相手に変わると、営業のストレスはゼロに近づきます。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
断られても失敗じゃない、と思える心構えって、どう持てばいいんですか?
「自分は価値を届けただけ。判断は相手の権利」と最初に決めておくことです。決めてあれば、結果がどう転んでも、後悔が残りません。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
それでも凹みそうです。
凹みは普通です。ヤスも凹みます。ただ、凹んだ後に「次はもっと聞こう」と前を向けるかどうか。AI を使えば、断られた理由を一緒に整理してくれるので、振り返りの質も上がります。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
断られても次に活かす視点を持ちます。

 

第7章:従来手法 vs Claude Code 活用|何が変わったか

 

 

ここまでの4ステップで、Claude Code がどこで助けてくれるかを見てきました。

あらためて、従来手法と Claude Code 活用の before / afterを一枚にまとめます。

 

 

工程 従来(ヤスが手で) Claude Code 活用(使った機能) 変化
事前リサーチ 2日(サイト・SNS・口コミを手で巡回) 約1時間(Chrome MCP で AI に自動巡回させる) 約1/10
ヒアリング項目作成 過去案件の流用+手調整 業種別テンプレを AI に一瞬で生成させる 約1/5
市場調査・競合分析 2週間(手で巡回・Excel化) 2日(Chrome MCPPythonopenpyxl 約1/7
提案書ドラフト 3日(Word ゼロから執筆) 2時間(テンプレート × AI 指示書 × Skills 約1/12
フォロー文 1案を悩んで書く 3案を AI に出させて選ぶ 品質・速度の両方UP
月次レポート 手で集計+整形 テンプレで自動整形 約1/4

 

生産性だけでなく品質も上がる

数字を見ると「速くなった」が目立ちますが、現場でいちばん効いているのは品質の底上げです。

品質が上がった4つの要因

  • データの深掘り:人が見落とす細部まで AI が拾う
  • 視点の漏れ防止:テンプレが構造を担保する
  • PREP・ストーリーの整形:型に沿って初稿が立ち上がる
  • 業種別カスタマイズ:過去案件の経験を AI に再現させられる

つまり「短時間で雑になる」ではなく、「短時間でむしろ整う」が起きています。

 

テンプレート × AI で「一瞬で任される提案書」

役割分担の公式

 テンプレート(型)× AI(補助) × 人の判断 

この3つがそろうと、提案書はゼロから書くものではなくなります。

テンプレートが構造を、AI が初稿を、人が最後の磨き込みを担当する。

役割分担が決まれば、迷いが消えます。

一瞬で任される提案書」というのは、大袈裟ではなく、テンプレと AI がそろえば本当に届く水準です。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
これだけ AI に任せて、人の出番ってどこに残るんですか?
いちばん大事な「判断」と「磨き込み」です。データの解釈、コンセプトの言語化、相手への翻訳。ここは AI にはできません。だから人の価値は下がるのではなく、ここに集中できるようになって上がるという感覚です。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
AI に任せる部分と、人が担う部分の境目が見えてきました。
その境目を意識して回せば、提案書づくりは楽しい仕事に変わります。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
人の判断と AI 補助の役割を整理して使い分けます。

 

第8章:やってみて分かった3つの失敗

 

 

きれいごとだけでは足りないので、ヤス自身が踏んだ失敗を3つお伝えします。

先に知っておけば、避けられます。

 

失敗1:「いい感じに」で丸投げした

失敗内容

最初の頃、Claude Code に「いい感じに提案書を書いて」と指示しました。
出てきたのは、事実と違う情報が混ざった「それっぽい文章」
AI は知らないことを聞かれると、それっぽい答えを作って返すことがあります(ハルシネーション=AI の作り話)。

学び:丸投げ厳禁。キーワード/読者像/トーン/経歴の表記ルールを毎回渡す。

渡す情報が少ないほど、作り話が混ざるリスクが上がります。

 

失敗2:事実確認を AI に任せきりにした

失敗内容

調査結果の中に、クライアントの数字や固有名詞が含まれていました。
AI が整えた一次出力をそのまま提案書に貼り、後で関係者に「ここの数字違いますよ」と指摘されたことがあります。

学び数字・固有名詞・実績は人が必ず最終チェック

AI は整形の助手であって、事実の保証人ではありません。

 

失敗3:お客様情報の機密レベル設計を後回しにした

失敗内容

お客様の打合せメモを Claude Code に読ませて議事録を作るとき、「これ、外部に送られたりしないよね?」と一瞬不安になりました。
実際には Claude Code は入力されたデータを学習に使わない設計ですが、社外秘の情報を扱う前に自分のルールを決めておくべきでした。

学び:情報を3レベルで区分する。

 

 

機密レベル3区分

  • 公開OK情報:そのまま AI に渡せる
  • 社外秘情報:マスキング(伏字に置換)してから渡す
  • 個人情報:原則 AI に渡さない/渡すなら同意取得

3つに共通する教訓

 AI を信用しすぎないこと。
AI は強力ですが、最後の品質チェックは人がやる前提が、いちばん安全で結果も出る使い方です。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
3つの失敗、どれもありそうで怖いです。優先順位をつけるとしたら?
最初にやるべきは失敗3の機密レベル設計。これだけは事故ると取り返しがつきません。残りの2つは、やりながら直せます。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
分かりました。最初の1件を回す前に、機密レベルを決めます。
それでいきましょう。守りが決まれば、攻めに集中できます。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
機密レベル設計を最初に決めます。

 

第9章:今日から試せる3ステップ

 

 

「お願いされる提案書」を Claude Code で作る。

ここまで読んでくださったあなたへ、今日から踏める3ステップを示します。

 

step
1
Claude Code をパソコンに入れる
Anthropic のアカウントを作り、Claude Code(デスクトップ版またはCLI版)をインストールします。初めての方はデスクトップ版が楽です。
・Day 05:Claude Code デスクトップ版 セットアップ完全手順(画像つき)
・Day 06:Claude Code CLI版 セットアップ|初心者向け徹底解説

step
2
ヒアリングテンプレと提案書テンプレを手元に置く
4ステップ提案術の3点セット(ヒアリングテンプレート/提案書テンプレート/AI指示書)を準備します。ヤスのテンプレを使ってもいいし、自社用に作り変えても構いません。型を持つことが出発点です。

step
3
直近の1件で4ステップを回してみる
実案件があれば、その1件で「聞く・調べる・届ける・任される」を1周回してみてください。実案件がなければ、仮想クライアントでも構いません。1周回すと、自分にとっての引っかかりポイントが分かります。

 

ポイント

 いきなり全部やろうとしないこと。
最初は「聞く」と「調べる」だけ Claude Code で試す、でも十分です。慣れたら「届ける」「任される」に広げていけば大丈夫です。

 

ヤスとビルドくんの会話

ビルドくん
ビルドくん
最初の1件、どう選べばいいですか?
いちばん近い見込み客で、失敗しても傷が浅い案件を選んでください。練習台にする、というと失礼ですが、感覚を掴むための1件目です。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
今夜、直近の見込み客で試します。
いいですね。最初の1件は丁寧に。2件目以降から、自分の型が育ち始めます。
ヤス
ヤス
ビルドくん
ビルドくん
今夜、4ステップを通しで回してみます。

 

まとめ:売り込まないが、ちゃんと届く

最後に要点を3つ。

この記事の要点

  • 売り込まない提案書は、4ステップ(聞く・調べる・届ける・任される)で組み立てる
  • Claude Code の Chrome MCP・Python・Skills・AI 指示書を使うと、各ステップの手作業が大幅に短くなり、品質も上がる
  • テンプレート × AI × 人の判断、この3つで「一瞬で任される提案書」が現実になる

「自分には早いかも」と感じていた方も、ここまで読んでくださったあなたは、もう一歩踏み出せる準備ができています。

 

今夜、できることをひとつだけ試してみてください。

テンプレを準備するでも、Claude Code を入れてみるでも、最初の小さな一歩で十分です。

 

一緒に、一歩ずつ進んでいきましょう。

 

 

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